Appleが発売しているAir tagはtagの位置をスマホの画面上(Googleマップ上)に表示することで忘れ物の予防を防ぐための道具として販売されました。
しかし、その機能を使用し、人に持たせることでその人の居場所を把握できるのでは?
と別の利用方法を考える方も多いでしょう。
居場所を把握できれば
「子供の居場所を知るのに月額が必要なGPSをもたせる必要がない」
「浮気疑惑のある夫や恋人の居場所を知ることが出来る」
と考える方もいるでしょう。
この記事ではAir tagが子供の見守りや浮気調査に使いづらい理由3選を紹介します。
理由① Air tagは居場所を教えてくれるが移動経路までは教えてくれない
あなたはAir tagを使えば以下の情報を知ることが出来ると考えていませんか?
1.リアルタイムで相手の居場所を知ることが出来る
2.移動経路を知ることが出来る
3.上2つの情報が履歴として残る
結論を先に書くと1は部分的には可能で、2・3に関しては不可能です。
Air tagは現在地を知らせる機能は付いていますが、移動経路の記録やその情報を履歴として残す機能はついていません。
なので、移動経路や時間の履歴を知りたいという方はGPSを使用した商品を使う必要があります。
理由② 現在地の表示がリアルタイムで無い可能性が高い
2の理由を知るためにはまずAir tagがどの様に場所を知らせているかを理解する必要があります。
Air tagはBluetoothを利用して居場所を知らせています。
Bluetoothというのは通信規格のひとつで、対応した機器同士をケーブルなしで接続し、データのやり取りが可能になります。
しかし、有効範囲が10m程度と狭い
分かりやすく説明するとAir tagは外出先では10m以内にだれかのiPhoneがないと居場所を知らせることが出来ないということです。
下の画面を見ると分かると思いますが、近くに誰かのiPhoneが無いと時間が数分から数十分前と表示されてしまいす。
iPhoneは多くの方が手にしているスマホですが、田舎ではすれ違う機会が少なく、20分前や30分前の場所が表示されることが多いです。
理由③ 自分から離れた場所に長時間置かれると警告音が鳴る
Air tagは紛失物を見つけることを想定して作られているため、長時間手元から離れると警報音が鳴り、「紛失物がここにありますよ!」と知らせる機能があります。
この機能は完全にOFFにすることは出来ないため、人に預けるということをするといつ鳴り出すか分かりません。
Appleははじめ3日間離れると警報音がなると
Air tagは近くに別のiPhoneがあるとその画面に警告画面が表示されます。
あーやっぱり所有者不明のAirTagが荷物にくっついて動き回ってる時に出る警告画面(以下)、これ自宅に帰り着いた時に出る仕様っぽいね。これまで何度か表示されたのは全部自宅。外出先で小刻みに休憩してても表示されない。これ気になる相手の自宅をストーキングす文字数 pic.twitter.com/idzVXgvqNo
— 山口真弘 (@kizuki_jpn) May 10, 2021
なので、内緒で相手に渡しているなどという状況ではバレるリスクが常に存在するということになります。
以上3点がAir tagが子供の見守りや浮気調査に向いていない理由となります。
子供の見守りに関しては、都会に住んでいいて居場所だけ適度にわかればいいという方には使えるかもしれませんが、使い続けるうちに不都合を感じることが増えてくると思います。
人の居場所を細かく知りたい場合はやはりGPSを使った商品を利用することをおすすめします。