警視庁八王子署が市民からの連絡で取得物として預かった迷い猫を河川敷に放したといて問題になっています。
警視庁八王子署が拾得物として預かった迷い猫を、保健所などの関係機関に連絡しないまま河川敷に放していたことが、署や保護猫活動をする東京都八王子市の動物保護グループ「はちねこ」などへの取材で分かった。署は「拾得物として受け取り、河川敷に放したのは事実で、経緯を確認している」と説明している。飼い主が判明したが、猫の行方は分からず、グループが捜している。 (東京新聞)
【ノイちゃん捜索の経過報告】2022.2.16 22:30
本日、八王子署よりノイちゃんに似た猫の遺体を警察が収容したとの連絡がありました。
詳細について確認をしたのですが、現在捜査中のためお話は出来ないとのことでした。
私達としては全く納得できないのですが、捜査中である限りは警察からの今後の情報を待つしかありません。
良い経過をご報告できなく大変申し訳ありません。
まだノイちゃんが生きていてくれていることを切に祈りながら、また新たな情報が入り次第お伝えしたいと思います。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
【ノイちゃん捜索の経過報告】2022.2.12
ノイちゃんが2/1午前中、八王子警察署員により浅川河川敷に放されて、10日を過ぎました。今日もまた、多くの方々が河川敷や住宅地をチラシ等を手に捜索下さっております。
この件が発覚した後、間違いなく延べ1000人以上の方々が現場周辺を捜索して下さり、また多くの方々がネットにより応援し続けて下さっていることに、心より感謝申し上げます。
残念ながら、未だノイちゃんは発見されておりません。しかし、これだけの皆さまが探して下さる中発見されないのは、きっとネットなどをご覧にならない方が保護して下さっているからでは無いかと感じております。
実際、未だ現場等を捜索していてもこの件をご存じない方が多数いらっしゃり、決してインターネットが広く周知できる便利なツールでは無いことを改めて感じております。
はちねこは、現在も飼主さんと連携を密にし、毎日目撃情報を基とした捜索を行い、地道にポスティングを実施し、諦めることなくノイちゃんを発見する為に対応しております。
また、現在ノイちゃん捜索の他、通常の相談や譲渡会等により、はちねこの活動が逼迫している中、八王子署に関する対応を保健所や他の団体様、各方面の方々がしっかりフォローして下さる事にも大変感謝しております。
今後、このことの反省を糧に八王子署もきちんと対応して頂けるようになり、保健所・警察・団体による保護猫ネットワークが改めてしっかりと構築出来ることを期待しています。
改めて、本当に沢山の方々がノイちゃんを心配し、さまざまな活動をして下さっていること、飼主さんやはちねこへの温かいご支援ご声援を下さることに心より感謝申し上げます。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。 (はちねこのページより)
【2020年2月7日までの経過】
残念ながら発見には至りませんでした。
今日も、多くの方々が河川敷やその周りを気にしながら歩いている姿がありました。また、警察官も警視庁の作業制服を着て捜索している姿を多少見かけました。
その警察ですが、はちねこは本日、八王子署の担当官と面談してきました。
内容についてご報告いたします。
1,警察犬の捜索出動について
鑑識係に確認してもらい、猫など小動物捜索の訓練はされていないので出動は不可能と言うのが最終回答です。
なお、飼い主から該当猫の匂いの着いた物を貰えれば捜せると署員が回答したかどうかは、現在不明です。
2,遺棄の指示について
現在、警視庁の管轄下において調査中であるため、回答は差し控えさせていただきたいとのことです。
SNSの書込み等で署員の単独判断や上司の指示があったなどの様々な書き込みがありますが、これについても、どの署員が答えたのか又は憶測が流れているのか不明とのことです。
3,今までも遺棄していたのかについて
八王子市保健所に相談し、八王子市保健所から八王子各署に関係官公署による情報開示を求めてもらうようにお願いし、即日八王子警察署を手始めとして対応を開始してくださいました。
不明な部分については、今後面談を重ねるとともに警視庁の調査でも明らかになることを期待します。
大変多くの皆さんがノイちゃんを心配してくださっています。本当に感謝申し上げます。しかし情報が迷走すると、正しい情報が埋もれる懸念があり、結果ノイちゃんの発見が遅れる場合があります。
今後是非お願いしたいのですが、問合せ等を行った際には必ず、「元本郷老猫遺棄事案の担当官」に繋ぐよう伝えると共に、お話した発言者の所属と氏名を確認していただければと思います。なお、ネット等に掲載する場合、後々面倒が起きないよう個人名の公表はお控え下さい。
必要に応じて、はちねこからも情報提供いただく場合もありますので、その際は是非ご協力頂ければと思います。
八王子市民としても、今後本庁である警視庁の厳重な捜査と報告、そして改革を期待します。
今後とも、どうぞ宜しくお願いいたします。 (はちねこのページより)
迷い猫が保護されてから放たれるまでの経緯
【河川敷に放たれた猫の画像】
(動物保護グループ「はちねこ」が作成した捜索用ちらし)
【保護猫が放たれるまでの経緯】
(はちねこのページより)
【1月31日】
猫が捨てられる。
目撃者が警察に保護を依頼、警察は1日~2日は署で保護すると話す。
留置期間が過ぎた猫を「はちねこ」に保護して欲しいと連絡
【2月1日】
「はちねこ」が八王子署に状況を確認すると、1日の午前10時頃に八王子署裏浅川河川敷に放置したと報告を受ける。
午後1時頃、八王子署に出向き、「はちねこ」が正しい手順で遺棄猫が取り扱われなかったことを確認。
「はちねこ」がチラシを作って捜索中。←現在ここ
放たれた猫は見つかった?
放たれた猫は2022年2月5日時点では見つかっていません。
警察の対応は正しかったのか?
警視庁のホームページに遺棄物物の取扱ページがあり、遺棄された動物についての取り扱いも記載がありました。
犬やねこは都道府県等に引渡しをすることもできるようになりました。(遺失物法 平成19年12月10日施行)動物愛護法により、飼い主のわからない犬やねこを拾ったときは、東京都動物愛護相談センターに引取りを求めることができます。また、警察でも一時的にあずかり、東京都動物愛護相談センターに引渡しをすることもできます。ただし、「くび輪やかん札がある場合」又は「拾われる前まで飼われていたと思われる場合」については、飼い主の調査をしますので、今までどおり交番や警察署へ届けてください。
「はちねこ」が保護された猫について東京都動物愛護相談センターに連絡したか尋ねると八王子署はしていないとの返答だったようです。
「はちねこ」が作成した捜索チラシをみると放たれた猫の捜索画像には首輪が付いているので飼い主を調査する義務があるようにも取れます。
このあたりの文章の解釈は個人によっても変わると思うので八王子署の対応の是非については触れないでおきます。
世間の反応は?
このニュースをみた皆さんの反応は八王子署を批判意見もあれば擁護する意見もあります。
【批判する意見】
命の重さがわからないんだろう 人間の迷子にも同じ事しそう
なぜ遺棄は犯罪と取り締まる警察が猫を遺棄するのか。遺棄はなくならないはずです。 高齢のノイちゃん見つかりますように!
ここのおまわりちゃんは動物介護法を知らんのか。
八王子署は届けた財布もその辺に捨ててくらしい そういう認識でよろしいか!! つか命をなんだと思ってやがる!!
【擁護する意見】
気の毒だけどそもそも原因は逃しちゃった飼い主さんだからね。保健所もコロナ対応で大変だろうし警察にも落ち度があるとは言えあんまり責められないかな?無事見つかるといいけどね。
東京新聞様 事実確認をしっかりしてから載せるようにしてください。 これは本来飼い主の飼育管理の問題です 。猫だからといってこの状況で放し飼いにする方が問題です。 警察側も首輪ついてるから外飼い猫で飼い主の元に帰ると思い手放した可能性もあります。
預かったのに勝手にリリースはひどいとは思うけれど、拾得物(生き物)の世話は警察官の仕事としてはオーバーワークかなとも思う。これを機に生き物の場合はどこかと連携できる仕組みができるといい。