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知床遊覧船事故で別船の臨時船長の証言が責任のなすりつけではないかと話題に!会見はいつ行われる?

北海道の知床半島の沖合で、26人を乗せた観光船「KAZUⅠ」が消息を絶った事故で運航会社の社長が27日に会見する予定です。

こうした中、同じ会社の観光船「KAZUⅢ」の臨時船長が、当日の「KAZUⅠ」の出向が船長である豊田徳幸さんの“独断”だったと思われるという発言を行い話題になっています。

一体どの様な内容の発言を行ったのでしょうか?

 

臨時船長の発言内容

◆「KAZUⅠ(カズワン)」が消息を絶った当日は何を?
「(同じ知床遊覧船が運航する)『KAZUⅢ(カズスリー)』の操船をしていました」

◆同じ会社で2隻出たということ?
「そうですね」

◆「KAZUⅢ」は何時に出航した?
「午前10時30分の便で、ちょっと早めの10時20分ごろに出航しました」

◆どのコース?

「短い『カムイワッカの滝』という滝で折り返す70分のコース」
※「KAZUⅠ」は知床半島の先端部を折り返す3時間コース

◆当日の天候状況は?

「当日は予報が昼前くらいから風と波が出て来る予報になっていまして、出航時の午前10時とか10時半のときは、波風は、ほぼなかった状況です」
「あのとき強風注意報が出ていて、昼前から波風が出る予報だったので、案の定、やっぱり午前11時ごろから波風は若干出てきた場面でした」

◆午前10時20分に出航して、結果的には戻って来たのか?

「いいえ、70分コースで運航したので、通常通りに帰ってきた感じです」

◆悪天候も懸念されていたと思うが、出航の判断は誰が?
「基本的には船長の判断で、運航管理者に決定していただくのが運営方針だと思うんですが、あの場合ですと“船長独断”の判断になりますね」

◆ご自身の判断で、その日は出ようと?

「そうですね」

◆特にそこでは、運航会社の社長とのやりとりは?

「ないですね」

◆当日「KAZUⅠ」に関して何かやりとりは?

「もちろん、豊田船長とも朝、話し合いましたが、やっぱり天気の話とか、午後になって、昼前から波が出てきそうだという話もしたんですが、反応がなかったんですよ」

◆反応がないというのは?
「返答がないみたいな。その当日、午後2時出航の便もあったんですよ。その午後2時の便は、時間帯的に完全に波が出る時間なので『無理だよね』という話を朝したところ、反応が薄かったので『ああ、天気予報ちゃんと確認していないのかな』という印象を受けました」

◆海に出るときに天気予報を確認しないことはありうる?
「もってのほかですね」

◆それにも関わらず、なぜ出航した?
「自分の中に自信があったのか、去年も1シーズンだけですけど、操縦してましたから。自信があったんでしょうかね」

◆何か、社長からの「今日出ろ」などの指示は?
「ただ、朝の出航間際の時点の判断では、波風がまだない状態でしたので。午前10時の時間帯は」
「あの辺では強制的に運航させられたという雰囲気は全くなかったのですが、ただ時間が経つにつれて波風が出て来る予報だったので」
「その辺の判断の見誤りと、他の同業者がまだ運航していない場面でしたから、単独での運航になりますから、その辺も慎重になるべきでしたね」

◆なぜ単独で運航していた?

「元々昔から、連休前から営業する会社だったんです。その辺は逆にいうと通常通り」

◆29日から皆さんスタートするという中、それより早く知床遊覧船は営業開始したと?

「それは元々なんで、ずるいとかいう感じもなく」
「他の会社も2社だけ4月の中ぐらいから営業してるのわかっていたので、今回はたまたま1社だった」
「ただ、そういう場面で単独運航だったので、慎重になるべきだったと思っています」

◆午前中には漁船も戻ってきていたが、午前10時台に出てしまうのは危険なのでは?
「場所によっては風上の方に関しては、吹いてきていた可能性はありますよね」

◆「KAZUⅢ」は危険を感じなかった?

「全く感じなかったです。ただ折り返しの時点で波風がちょっと立ってきて、しぶきがかかるような風が吹いてきたので、しぶきがかかる風は結構な風速だと思うんですよ」

◆2隻は、ほぼ同じ時間に出航しているが、どのように受け止めている?

「『KAZUⅠ』の船長の豊田さんも単独で、しかも去年からの経験もまだ浅いですから、もう少し慎重になって、まわりの話や天気予報の話もちゃんと聞いて、途中で折り返すような判断はできなかったのかという感じはします」

◆会社の指示、体質に関しては?
「船2隻あるにも関わらず、豊田さん1人しかいない状況でして」
「船1隻で運航していくのかと思ったら、新しい船長を探していて、そういった矢先で自分が手伝いに行くことになったんですが…」
「この状態で、また新しい船長を雇って運航していた場合、去年の二の舞になっていた」
「去年も新しい船長が事故を起こしていますから、新しい船長が…」

◆なぜ事故がくり返される?

「これは、明らかに去年のシーズン初めに元いた船長とかのベテラン従業員を一斉解雇したことに始まりますね」
「そのあとに船長を3人新規で採用して、そのうちの2人が去年事故を起こして、残った1人が豊田さん」

◆3人中3人、事故を起こした?

「よく報道などで、去年を事故を起こしたのが豊田さんだったってありますけど、去年の事故は船長の登録が豊田さんで、事故を起こした時は別の人が操縦して事故を起こしたんですけど、会員名簿が豊田さんになっていたので、船長という名目になっている」
「なので、豊田船長は2回事故を起こしたとなっているが、実際にやったのは別の人」

◆知床遊覧船の会社の体質は?
「数年前から社長が変わった時から運営会社が変わって、それから営業方針はまるっきり変わりましたね」
「とりあえず、従業員を大事にしない会社。まずそれで、去年の大量解雇が発生して」

◆従業員としても不満はたまっていた

「それは、そうだと思いますよ。従業員といっても、船の方は豊田さん1人だけですから」

◆社長はどんな人物?

「野心家なのか、まず遊覧船を買収して、ビジネスを手広くしたかったのかな」
「その後に別なホテルも買収した。どんどん手広く広げたかったのかな」
「船の運航に関しては人任せというか、知識はないですから。人任せ」
「社長が知識無くても問題ない場合もあるんですが、その場合、前までいたベテランの船長の意見を聞いて、そういった従業員たちを大事にするべきだったと思いますね」

◆そういったことも事故につながった?

「まさにそうですね」

◆「KAZUⅠ」に傷があったとの報道もあるが?
「まさに去年2回事故あって、船底を傷つけていまして、2回目の事故の時に当局から修理しないと運航許可を出さないという話を聞いてまして、それで去年船を修理しているはずなんですよね」
「事故当日の波の振動で亀裂が広がったという話は、うちらの業界ではそういう可能性はあるかなという話はしている」

◆傷は誰が修理した?
「去年の1人目の事故を起こした船長が自ら修理を始めて、当局から『ちゃんとプロの業者に頼まないとだめだ』と言われたような気がします。そのあと業者が来たのかは知らないです」

◆GPSは付いていた?

「もちろん、付いていたとは思う」

◆救難装備は、しっかりしていた?
「もちろんです。法定備品の検査が毎年ありますので」

◆沈んでいったということは大きな損傷?
「前の方から沈み始めたという報告で、後ろが浮いていて、2階のデッキに避難しているという無線の連絡があったらしいんです」
「前の方が沈んでいるということは完全に穴があいている。上から波をかぶって沈むことはまずないので」

◆なぜ船が出てきていないと思うか?

「完全に沈んだと、仲間内ではそういう話になっている」
「単独での出航で、トラブルが起こらないとは言えないので、トラブルが起こった時にどう対応できるかという判断ができないと」
「あの場面では単独出航でしたから、慎重になるべきでした。船長は」

◆単独運航になるのも経営体制が変わってから?

「そんなことはないです」

◆同じ日に出航した船長として、今回の事故をどうとらえるか?
「浸水した原因を明確にしないとわからないが、浸水し始めた時点で気づくべきだった」
「そこで何か対処できたのかなと。例えば、海岸に強引に乗り上げて、そこから乗客を降ろすとか」
「あと、波があって救助が遅れたというのは大きいので、やっぱり天気予報はチェックして、あと単独の運航だったので、その時はもっと慎重になるべきだったと思いますね」

◆事故があったの連絡は、戻ってきた時に?
「もう事務所で待っている時ですね」

◆それは誰から連絡があった?

「豊田さん、船長から」

◆その時社長はどこにいた?

「北見市か、どこかの病院に行っていて、夕方に着いた」

◆事故後の社長の様子は?

「あたふたしている感じでしたね、当時の現状を把握しようと」

◆もし、自分が『KAZUⅠ』のルートだったら出ていましたか?

「単独なので、自分だったらルシャで折り返したかなと思います」
「ルシャなら、行って帰ってきて2時間なので、午前10時にでたら午後0時に帰って来ている」                     (引用:HBC北海道ニュース

世間の反応は?

KAZU Ⅲの船長の証言は鵜呑みにできないな。事故発生から時間が経過しており、社長と話を擦り合わせた可能性がある。
特に天候の部分と昨年の事故の部分は、社長の運行管理者としての責任に関わる話だけに慎重に調査することが必要。
会社建屋に設置してある無線アンテナは折れて故障していたことが明らかになっている。KAZU Ⅰの船首の割れについても業者に修理させたように言っているが、未だに業者からの証言が出ないことを考えると書類の体裁だけを整えた可能性もある。

社長は一度「いけると判断した」と言う話をしているのに「船長の独断」と言う話に変わっているし、無線は壊れたまま。
携帯で連絡が取れるからと言うけど、こういうことがあるから無線があるわけで。
本当は戻る時間で同業他社の方の無線に「傾いている」とか船長はいっているが、この状況で船の方から無線で会社以外に救助を要請してもいない。
しかも何故かその時間帯に居てはおかしい場所。

 

社長の会見はいつ行われる?

「有限会社 知床遊覧船」を運営する桂田精一社長の会見は本日4月27日の15時頃から行われる予定です。

社長が事故についてどのような内容を語るのか注目されています。

 

 

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